Bitcoinのレイヤー2ソリューション、ライトニングネットワークとは

先日IOTAチームはフラッシュチャンネル(Flash Channels)のPoC(概念実証)を発表しました。これはBitcoinでいうライトニングネットワーク(Lightning Network)と言えるでしょう。このライトニングネットワークはBitcoinのレイヤー2ソリューションといわれています。ライトニングネットワークとは何でしょうか。レイヤー2ソリューションとはなんでしょうか。今回はそれらを分かりやすくご紹介します。

Bitcoinライトニングネットワーク(Lightning Network)とは

Bitcoinはトランザクション情報をブロックにまとめて分散台帳に記録します。ブロックは約10分に一度生成され、記録できる容量(サイズ)も決められています。そのブロックのサイズはSegWitのアクティベートによって従来の4倍ほどのトランザクション情報を記録できるようになりました。しかし、今後更にトランザクションの数が増えることが予想されることから、なかなか思い通りにトランザクション情報が分散台帳に記録できないという問題が発生するだろうと思われます。

つまり、トランザクション情報が記録されるのを待つ必要があるということですね。実は待ち時間を解決できるアイテムも存在します。何でしょうか。追加の手数料です。ディズニーランドだってそうでしょう?

ディズニーランドへは折角の休日に行くわけですし、できるだけたくさんアトラクションを楽しみたい。あまりに待ち時間が長いと相方との話のネタが尽きて気まずくなってしまうなどという弊害も生まれます。よって、ファストパスを買うことは賢明な判断だと私は思います。しかし、私はBitcoinには手数料は払いたくありません。待ち時間も嫌だなぁ。じゃあ、どうしたらいいのでしょうか。

そこで生まれたのがライトニングネットワークです。ライトニングネットワークは下記の特徴をもちます。

  1. 高速な取引が可能
  2. 超少額な取引が可能
  3. 直接繋がっていない二者間での取引が可能

それぞれについて、検討していくことにしましょう。


ここでは1円パチンコを想定してみましょう。あなたは1回玉を弾くごとに1円お店に支払いたいです。これをメインネットでやろうとするととんでもないことになります。全国のパチンコ好きが1回玉を弾くごとにトランザクションがメインネットにブロードキャストされます。しかも、1円の支払いのたびにパチンコ好きは何倍もの手数料を支払うことになります。トランザクションの承認にどれくらい時間がかかるのかもわかりません。ダブルパンチです。なんとかならないでしょうか。

高速な取引が可能


ライトニングネットワークにおいての取引は、実際のBitcoinネットワーク(メインネット)においての取引とは異なります。誤解を恐れずいえば、ライトニングネットワークの取引はメインネットのスピンアウトです。

まずあなたがパチンコを始めるとき、ライトニングネットワークを立ち上げます。メインネットからのスピンアウトの宣言です。メインネットから離脱しているので、その後あなたはメインネットでトランザクションが承認されるのを待つ必要はありません。ライトニングネットワーク内で、玉を打つたびにお店側に1円分のビットコインを支払うライトニングネットワークのトランザクションを発行すればいいのです。メインネットのように承認作業、つまりPoWがないので、支払いは一瞬で完了します。

超少額な取引が可能


ライトニングネットワークにおいてはPoWがないので、マイナーに手数料を支払う必要がありません。そのため超少額の支払いが可能になります。1円相当の支払いにその何倍もの手数料を気にする必要はなくなるのです。

直接繋がっていない二者間での取引が可能


これは少し暗号技術やネットワークの勉強が必要になってくるのですが(つまり、私もよくわかっていないのですが)、第三者を経由して直接繋がっていない二者間での取引が可能です。つまり、現在のパケット交換法のように、二者間に直接のコネクションがなくても、パケットに送り先のラベルを貼り付けて、いってこーい!ってやれば、誰かにパケットをバケツリレーしてもらうことで、しかもパケットをその誰かに盗まれずにバケツリレーしてもらうことで、送り先に届けられるということですね。便利ですね。

ということで、ここまでがライトニングネットワークについての説明でした。因みに私はパチンコをしません。次はそのライトニングネットワークを実現するBitcoinレイヤー2ソリューションとは何かを見ていきましょう。

Bitcoinのレイヤー2ソリューションとは


Bitcoinレイヤー2ソリューションと聞くとなんだか横文字ばかりで嫌だなと思いませんか。わざわざカタカナで書く必要あるのかな。いっそのこともはやアルファベットで書けばいいじゃんという気もしてきますよね。そんな方は用語をおさえることで、一緒に苦手意識を克服していきましょう。

そんなことは知ってるわという方はスルーしてくださればいいのですが、レイヤーとは層のことです。ソリューションとは解決策のことです。つまり無理やりBitcoinレイヤー2ソリューションを訳せばビットコイン第2層解決策となるわけです。

第2層があるんだから、第1層があるんだろうと思われたかたは勘がいいですね。第1層は先ほど触れたメインネットのことです。第1層であるメインネットで発生した問題、つまり手数料、待ち時間、(ここでは触れませんがスケーラビリティ)などを、第2層のライトニングネットワークで解決しようとしたのです。だから、第2層解決策ということですね。

実際に第2層であるライトニングネットワークは、第1層のメインネットに依存しています。第2層の基礎はあくまでも第1層にあるのです。ライトニングネットワークでの取引の頭とお尻はメインネットにブロードキャストされます。頭とお尻の間でいくら取引をしても手数料はかかりませんが、この頭とお尻の取引はメインネットに紐付きます。というか紐付けないと分散台帳に記録されませんので、信頼できる取引の記録とは言えなくなっちゃいますからね。このひも付けにはPoWを行いますので、ここでの手数料支払いは必須となります。

ということで、一度第1層のメインネットを飛び出し、第2層のライトニングネットワークでたくさん取引をおこなって時間と手数料を節約し、また第1層に帰ってきます。メインネット、つまりメインのブロックチェーンから一旦離れるので、オフチェーンなんて呼ばれるのです。

以上が私からの説明となります。わかりにくい部分があったり、足りてない部分がたくさんあったと思います。そんな場合は下記の有益なリンク先で情報収集されることをお勧めします!

それでは次回の記事をお楽しみに!

ライトニングネットワークやレイヤー2ソリューションに関する有益なリンク集

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です